2008年4月24日木曜日

これから

 人は、工夫する事に快楽を見いだす。

 今の社会は物が多すぎる。

 物を持たずにスウェーデンに来て、物価が高かった事で、物を買う事が減った。
買うにしてもSecondhandがほとんど。

 そんな中で、少ない物から工夫して作り出す楽しみを知った。ある場所で要らなくなった物を他の場所に、他の物に。まだまだ未熟だけど、服だって、ちょっとした家具だって。

 服は特に考えさせられる。趣味でなくなった服、着古した服、サイズがどんどん変わる子どもの服。どんどん行き場のない服が増える。捨てる以外になんとかしたい。そう考えると浴衣はよく出来ているなぁ。一枚の大きな布なので何にでも作り替えられる。そういえば、友達がセーラー服のスカートをほどいてカーテンに作り替えていた。ボロキレにするのは最終にしたいし、タオルや靴下などボロキレになるべく待機している物が他にも多い。

  いろんな物のデザインが、個人単位でも循環しやすいようになって行くべきだと思う。そこでは、やっぱり、素材の良さと可変性が大事。紙、布、木は自分で容易に変形出来て優れもの。
 
 そうそう、Secondhandも重要。我が家ではゴミ捨て場も重要。直せば使えるもの、他の物に作り替えられるものがたくさんある。要らないもののやりとりする場は、コミュニケーションの場としても楽しい。

 とはいえ、作り替えを楽しむには時間が必要。今の日本社会じゃ忙しすぎるかもしれない。

 

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