2009年3月19日木曜日

Stockholms Stadsbibliotek

ストックホルム市立図書館に行ってきた。
建物は、直方体と円柱が合わさった形。

正面玄関を入ってすぐ、階段が伸びる。
細く薄暗い階段。
登っていくにつれ、
目の前に開けてくる書庫。

円形の本棚が3階建てに重なる。
3層の本棚のさらに3倍の高さまで円柱型の壁が伸びる。
円柱の中心には、ひとつの大きな照明。



ひとつの階の本棚の高さは180cm程で、まさに身の丈。
通路は人ひとりが通るくらい。
途切れることのない本棚。
本を見ながら歩いていると、いつのまにか一周し、そのまま次の階へ行っている。
こういった作りのためか、
本が近くに感じられ、本と向き合っている感覚も強い。

ただ、この円形本棚には本は納めきれず、
周囲の直方体も書庫となっている。

円柱型の書庫の中では、人と本と建物が一体化している感じがあった。
直径30m程の空間の大きさと吹き抜け型のおかげで、人の気配も近くに感じられた。
首都の市立図書館としては、この円柱型では収まりきれないだろうが、
小規模な図書館にはもってこいに思う。

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