2009年10月15日木曜日

自転車バロメーター

今秋から、市内に自転車バロメーター(Cykelbarometrar)と空気ポンプ(Luftpump)が設置された。
バロメーターは、自転車の通過数を一日、年間、年推移で計測していく。
場所は、街中心部とウメオ大学と学生が多く住む住宅地を結ぶ遊歩道の2カ所。
空気ポンプはさらに2カ所。



ウメオでは、数年前から「持続可能な開発」として、
自転車プログラム(nytt cykeltrafikprogram)に取り組み始めた。
バロメーターと空気ポンプの設置はこのプログラムの一環で、
自転車の利用しやすさと安全性を向上させるために決定された。
設置の最大の目的は、自転車利用が交通の明確な選択肢になる、ということ。
自転車通過数の測定は、統計を取ったり、自治体に自転車交通の価値を示すため、だけではないそうだ。
さらに強調されている事は、自転車利用者(Cyklist)にとって、楽しい「魅力」(en rolig "attraktion")となる事。
つまり、自転車数をリアルタイムで見、自転車利用者が面白く感じる、という仕組み。

空気ポンプに関しては、ベビーカーや車いすへの利用も明示されている点も興味深い。

ウメオの中心街では、現在、通行量の22%が自転車。
今後、ますます増えていきそうだ。

この自転車に対する取り組みは、他の地域でも行われているようだ。

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