2010年1月25日月曜日

シュタイナー幼稚園 2 室内

Waldorf förskolanの良いところは、まず第一に室内の雰囲気
温かい、優しい
そんな言葉が浮かんでくる。

実際の部屋は、こんな感じ。(コミューン(市)により提供された建物)
このWaldorf förskolanは、建物の作りは一般のFörskolan(参照) と同じものの、
部屋割を工夫し、他とは異なる室内が作られている。
人数や子供の年齢に合わせて、小さい部屋のクラスがあったり、
ひとつのクラス内でも、壁を抜き、ひとつながりの空間を作っている。

1)3〜6歳の部屋。
大きなテーブルが2つあり、ここで食事をし、遊ぶ。
そして、カーペット
子どもたちは好んでカーペットに行き、寝転がったり、座って遊んでいた。
床は子供の行動にとって大事だと実感。
床遊びだと、遊びはんな方向に広がって行く。
積み木をしていても、四方に広がって行き、さらに他の子が加わったりと、面白い。
身体の動きもダイナミックになるようだ。
私のFörskolanでは目にしない光景だった。
歌の時間も、カーペットの上で。

おままごとの場所。
小さなスペースだけど、物も環境も整えられている。

キッチン。
一般のFörskolanと同じタイプだけど、布や手作りの棚などで、柔らかな雰囲気にしている。
手作り棚に吊るしてあるのは、干しリンゴ。

ちょっとした休憩スペースも。

部屋が個々で別れず、つながっているため、
端から端に走ったりみんなの様子を常に感じている事が出来る。

2)このクラスも3〜6歳で、15人程。
まるで、お母さんやおばあちゃんが居そうな場所も。

ここのキッチンは、「施設」の枠を超え、家のような行き届いた雰囲気。
先生が料理好きなのかな?

各部屋には、季節の飾り付けをする場所がある。
これは、シュタイナーの教育方針。


3)1〜2歳で5人程の子供のクラス。
小さな部屋に、キッチン、テーブル、ソファ、遊びの場所がある。
天井は大きな布で覆われ、包み込まれている感覚になる。

カウンター式のキッチンなのが面白い。
小さい子は何回にも分けて食事が必要なため、先生がキッチンに立つ事が多いからだろうか?

おむつ替え台。

Waldorf förskolanの壁にはよく絵が描いてある。
キリスト教関係の絵が多いのだが、色合いがどれも美しい。


私は、一般のFörskolan(保育園兼幼稚園)を見ていて、「日本との違い」を感じ、 面白く思っていた。(一般のFörskolanの様子はこちら。)
が。
Waldorf förskolanに来て、気付かされた。
私は「日本と違う」環境にばかり注目し、「良い環境」についての意識を鈍らせていたようだ。

0 件のコメント: