2010年3月18日木曜日

小学校・中学校 1 教室

スウェーデンでは、小学と中学が校舎や敷地を共有する場合も多い。

今回見学した学校も、小・中共有の校舎。
幼稚園も、隣の敷地にある。

校舎は、平屋建て
外壁には、一般住宅にもよく使われている、黄色のレンガ。
周辺住宅に、よく馴染んでいる。
(他校を見ると、複数階の校舎もあるし、コンクリート外壁のものもある。)


1)配置イメージ図
橙色がクラスルーム。
3つのブロックのうち、上が中校生、下2つが小学生の教室。
中校生は科目ごとに教室を移動し、小学生は基本的に自分の教室に留まる。


2)クラスルーム
15×15㎡程。
小学校の1クラスは16人程。1学年2クラス。

部屋の飾り付けも、机の配置も各クラスで色々。
机と椅子も、クラスごとに選ぶ。

クラスルーム内には、10㎡程の小さな部屋がある。
大勢のいるクラスルームとは別に、静かで落着いた環境を持つための部屋。
グループ作業時、先生と生徒の話し合い時、休み時間に使われる。
この小さな部屋は、他校にもあり、
スウェーデンの学校建築において一般的な考え方なのだろう。
少し秘密めいた雰囲気で、楽しそう。


3)オープンスペース
15×30㎡程。
この学校では、1年から6年まで1クラスずつが集まり、
ひとつのオープンスペースを共有。
(配置イメージ図参照、赤斜線部がオープンスペース)
このため、学年間の交流が持ち易い。
大机や数人用の机、ソファー、小さなキッチンがある。
大きい作業スペースが必要な時に使う事もあるし、
生徒が自主学習の時には、教室から出て各自好きな場所で作業をする。
もちろん、休み時間にも活躍。

4)玄関
学校のエントランスとは別に、各教室に玄関がある。
冬には、玄関で脱ぐ物が多いためだろう。
この玄関のおかげで、教室と外が直接つながっている。

5)廊下
ベンチも所々置かれているが、あまり活用されていなかった。

6)障害児のための教室
ウメオでは、障害児の通える学校は、この学校を含め2、3校。
この学校には、26人の障害児がいる。
基本的には各学年のクラスルームで過ごし、必要に応じてこの教室で活動する。



おまけ
多くの生徒が校舎内では靴なしでいた。
スウェーデンは、日本よりずっと裸足の国のようだ。
日本も、上履きは必要ないのかも。
家のように、裸足でいれる学校。
のびのびできそうだ。

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