スウェーデンでは、2月半ばから3月半ばに、
1週間のSportlov(スポーツ休暇)がある。
Sportlovの週は、各Län(県)やKommun(市)によって異なる。
理由は、仕事の停滞や、交通や余暇地の混雑を防ぐため。
例えば…
Stockholms län : 3月 第1週
Västerbottens län(Umeåの属するLän): 3月 第2週
スウェーデン人は、自然の中で過ごす事への欲求が強い。
「野外で過ごす事、自然に触れる事は健康に良い」という思想も、昔からある。
特に、都市に住む人にとって、Sportlovは重要なようだ。
Sportlovの始まりは、1940年のヨーロッパでの戦争から。
この時、スウェーデンでは家を暖めるための燃料コークスが不足。
政府は、コークス節約の一環として、毎冬1週間の学校閉鎖を決定(Kokslov)。
コークス不足が解決した後も、「子供にスキーやスケートを教えるのに良い」と、
Skidlov(スキー休暇)として続けられた。
現在では、Sportlovと名称を変え、
スキーやスケートといった冬のスポーツだけでなく、
Innebandy(フロアボール)や乗馬など、様々なスポーツを楽しむ休暇となっている。
旅行会社もSportlov中の、ツアーを用意。
Sportlovとして、最も人気なのが、
山へのスキー旅行。(スウェーデンは平坦な土地で、高山が少ない)
次いで、人気なのが、
暖かい国への旅行。(エジプト、カナリア諸島が一番人気)
冬キャンプも人気が高まっている。
昨年では、約30%が冬キャンプへ。
スウェーデンには、年中オープンしているキャンプ場が約160ある。
もちろん、スキー用の丘やトレイル付き。
写真は、新聞 8 SIDORより。
寒と暖、対照的で面白い。
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