2011年10月8日土曜日

森のムッレ教室 6 教育方針


ムッレ教室を取り入れた幼稚園保育園、小学校(スウェーデンにはムッレ教室の思想と方法を取り入れた小学校がある)では、次のような方針を持っている。



ここで言われている野外生活推進協会とは、カヌーからハイキングまで野外での活動の全てをまとめる組織で、リーダーやガイドの養成や野外生活を促進する活動を行っている。スウェーデンではかなり大きな組織で、都市計画や政策を監視する役目も担って来た。
この野外生活推進協会の子供部門に、5−6歳児用のムッレ教室や1−2歳児用のクノッペン教室、3−4歳児用のクニュータナ教室、小学校低学年用のストローバレ教室、小学校高学年用のフリールフサレ教室が属している。子供部門には他に、スキー教室とスケート教室がある。

日本でも、ムッレ教室と一連の教室をまとめる組織として日本野外生活推進協会という形が取られている


参照:
森のムッレ教室HP日本 本部)/(東京支部)/(新潟支部)/(Sweden)
HPを見る事が出来るのは以上の4つです。東京支部と新潟支部のHPには写真や活動が豊富に載せられています。
これらの場所以外でも日本中に森のムッレ教室のリーダーがおり、幼稚園保育園やボランティアで教室が開かれています。興味のある方は本部や上記の支部に連絡を取ってみて下さい。

森のムッレ教室についての本
ムッレ教室の哲学や理論に加え日本での活動が紹介された深い内容となっていて、本当におすすめの本です。特に、子供や自然、環境づくりに関わる方には是非読んでもらいたいです。


3 件のコメント:

トモ(10mo) さんのコメント...

あちらでは広範囲で取り入れられている方針なのかな?これまで子供の教育方針とか全然意識したことなかったけど、国や地域や保育施設によって結構違うんだなぁってびっくり。

園庭研究所 さんのコメント...
このコメントは投稿者によって削除されました。
園庭研究所 さんのコメント...

トモ

コメントありがとう。

この教育方針は、ムッレ教室を取り入れた幼稚園小学校のもの。
スウェーデンの一般的な幼稚園小学校は、こうした方針は特にとっていないと思う。「一人ひとりに合った方法で」ってのはスウェーデン全体の教育観にあるかも。

スウェーデンの教育方針として強くあって、日本と大きく違うのは、民主主義を育むことや、社会や政治を意識させることかも。
スウェーデンの学校(幼稚園から大学、語学学校までどこでも)では、グループ作業とディスカッションがとにかく多い。

そうそう。森のムッレ教室の本の中に、企業の社会貢献としてのムッレ教室の話が載っていたよ。
それから、神奈川県では企業との森林パートナーシップってのがあって、企業が山の手入れ活動に参加したり寄付金を出したりしているよ。
トモの仕事柄、興味あるかもと思って。