2009年1月17日土曜日

父母子

児童館の光景。

おもちゃの部屋と走り回れる体育館のような部屋があり、子どもたちは好きに遊ぶ。
写真は、毎日15分程ある歌の時間。
みなで輪になって歌う。

日本と同じような光景。
けれど。

決定的に違うことがある。
それは、お父さん率。
この日は27人の親のうち9人がお父さん。
3割を超える。


・・・
というのも、

スウェーデンでは、育児休業を両親合わせて480日分取ることができる。
期間は、出産10日前から子の8歳の誕生日まで。
390日間は給与の80%、残りの90日は減額されたものが支給される。

390日の内訳は、父親・母親にそれぞれ60日ずつ、
両親が譲り合える日数はそれぞれ135日ずつ。
連続してとる必要はなく、全日でとる必要もない。
出勤時間を全日、3/4日、1/2、1/4日で組み合わせられる。

通常、同じ期間には父親か母親のどちらかしか休業をとることはできないが、
子どもの出産後29日間は母親に無条件の受給権があり、
この29日間は父親も母親と同時に休むことができる。

こういった具合に、子育て体制が整っている。
父親もしっかり子育てをできる(せねばならない)。
・・・


どのお父さんもしっかり子どもの世話をしていて、感心してしまう程。
表情もとても良い。
子への愛情と子育てをしていることへの誇りを感じる。

親子の心と体が最も関わり合う、子どもが小さい時期。
この時期に、子どもにしっかり関るのか、ほどほどに関わるのか。
その後の家族のあり方、そして親自身の生き方が変わるように思う。

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