2010年2月4日木曜日

世界無形文化遺産 候補

スウェーデン推薦の世界無形文化遺産は、ルシア祭、みんなで歌う事…?


国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、世界各国に、
世界無形文化遺産(未来に向け継承されるべき重要な伝統文化)のリスト化を求めている。

世界無形文化遺産には、 例えば、アルゼンチンとウルグアイのタンゴが登録されている。
日本からは、雅楽やアイヌ古式舞踏が登録。


スウェーデンでは、まだ正式なリストは作られていないものの、
以下が候補として上がっている。

Liciafirandeルシア祭
Allsång(催しの際、みんなで歌う歌)
Samisk jojk(サーミの音楽ヨイク
など…。

ルシア祭については、こちら

Allsångには、色んな場面で歌われ、歌数も多い。
それら全てを登録、とは! 
世界無形文化遺産には、特定の行事や芸能が候補となる事が多いので、「Aiisång」には驚いた。
語学学校の先生に尋ねると…
「スウェーデン人は、とても歌が好き」だからね、との事。
確かに、行事の祭には、みなで歌う。
誕生日、夏至祭…。
大学の博士終了パーティ(個々人で開催)でも。
毎年、ストックホルムの野外博物館Skansenでは、Allsångのイベントが行われている。

Joikは、サーミの世界観を表す音楽。
雄大で美しい。
ぜひ検索して聞いてみて下さい。

その他、
Lutfisk(乾燥タラ、クリスマスの伝統料理)
Hemslöjd(手工芸品)
も将来的に候補となる可能性があるようだ。

Lutfisk。
タラ自体は、味がなく、ブニョっとした食感。

Hemslöjd。
スウェーデン全般で、IKEAなど大手企業の製品が出回っているようで、
合理的・シンプルなデザインの物がよく目に付く。
私は2年間、手工芸品を意識する機会を持たなかった。
が、「Västebotten(ウメオの属する県)の手工芸展」を見、感動。
スウェーデンの自然を活かして作られたそれらは、
とても暖かみがあり、洒落たデザインだった。
スウェーデンの手工芸に関するサイトは、
スウェーデン手工芸協会
同協会所有の店舗によるブログ

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