ただ、問題点はある。
子供たちの遊ぶ様子を見ていると、三輪車を乗り回す事や滑り台・ブランコで遊ぶ事、砂場でバケツに砂を入れては壊す、といった遊びが中心になってしまっている。
これらの既成の遊具を用いた遊びでは遊び方がほぼ決まっているため、子供が遊びを工夫していく姿はあまり見かけない。(参照:一般の幼稚園庭)
このように良好な環境を有するスウェーデンの園庭の中でも、森のムッレ教室を取り入れた幼稚園(以下ムッレ幼稚園)では、
・子供が遊びを創造して行けるような工夫
・エコロジーを学んで行けるような工夫
・居場所としての心地良さへの配慮
がされていて大変興味深い。
今回は私が訪問した園庭の中でも特に良い環境を有した、2つのムッレ幼稚園の園庭を取り上げようと思う。
まずは、ストックホルム郊外にあるウートシクテン幼稚園から。
敷地面積は2,500㎡程で、広々とした園庭中に大きな木や手作りの遊具が散在している。
木が園庭中にまんべんなく植えられており、園庭に程良い日陰を作り、木登りに葉っぱ拾いと様々な遊びを提供している。
(まだまだ続く)
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