2009年7月6日月曜日

子どもの遊び場 問題点

子どもの遊び場について。
今までなんとなく引っ掛かっていたが、
「日本よりは良い」と、うやむやにしてきた。
でも最近、気になってしようがない。


「子どもの遊び場は、こんなで良いのだろうか…。」



私の住む地域の、多くの遊び場は、
・滑り台やブランコなど遊具がある大きな砂場


芝生の広場

アスファルト舗装の道
から成る。
幼稚園の園庭でも、住宅地の広場でもこれが基本。


こうした環境での、子どもたちの遊びは、
1)遊具で遊ぶ。
2)三輪車や自転車を乗り回す。
3)砂をスコップで取って、バケツや皿に入れる。


私の子どもの幼稚園には林があるが、林の中で遊ぶ姿はあまり見かけない。
(ベリーの季節には林が人気。)
多くは遊具や三輪車、砂場で遊んでいる。

住宅地の周りには森がたくさんあるが、子どもたちが遊ぶ姿は見かけない。
もちろん、森を活かした遊び場もない。


ここで、遊具・三輪車・砂場、そして芝生について、もう少し見てみると。
遊具:
使って面白いように、運動を促進するように作られているが、決められた遊び方の中で遊ぶだけ。
三輪車:
コミュニケーション上の長所はあるが、舗装された道をひたすら進むばかり。
砂場:
砂は日本の砂場の砂より乾燥し目が粗く、形作れない。そのため、ただ入れ物に入れるだけ。園庭には冬の凍結防止のためか水場はなく、乾燥した砂しか扱えない。草花も少なく、混ぜて遊ぶこともしにくい。入れ物は全てプラスチックで、形や色が違うだけ。
(プラスチックのカラフルなスコップ、バケツ、皿はおもちゃの定番)

芝生:
芝地はきれいに刈られているため、雑草が生えず、草花も少ない。本来、スウェーデンのこの季節草花が見事なのに。

こういった遊び場の見た目は良い。
木々、整えられた芝生、遊具の下には安全な砂、カラフルや遊具やおもちゃ。

でも、もっと子どもたちには、
自分たちで考えて遊びを生み出して欲しい。
頭も身体も、おもいっきり使って遊んで欲しい。
その地域ならではの自然に触れながら遊んで欲しい。

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