2011年3月11日金曜日

森の家から日常へ 2

~「森の家から元の家へ 1」の続き~

森の家から中心地域にある自分たちの家に戻って来て感じたことは…。
「楽(らく)!」

まず、室内が暖かく、明るいため快適
全館暖房により室内気温は常に23℃程に保たれ、全室にある大きな窓により明るい。
(中心地域の暖房について→リンク1, 2、窓について→リンク)。

そして、通勤通学が楽かつ健康的
保育園と夫の職場は徒歩10分、私の学校は徒歩30分。
歩いて学校や職場に向かっていると、体はもちろんのこと気持ちも元気になってくる。
一方、郊外の家にいる時は、車で30分かけて通勤通学。バスや電車ならまだしも、車の中では何も出来ず、時間が勿体ないように感じた。

同時に、ウメオの中心地域では自然が都市生活の中に上手く取り入れられている事を、改めて実感した。
住宅地区の間には森が残され歩行者自転車専用道路が整備されているために、通勤通学途中で自然を感じることが出来る。中心地域の森はそれほど広くはないため郊外で感じるような雄大な感動はないが、森の移ろい行く様子や鳥のさえずりなどが日々ちょっとした感動を与えてくれる
ウメオの中心地域は、自然を感じられる暮らしと便利な暮らしを両立させている。
(歩行者自転車専用道路と自然→リンク

写真は、我が家の通勤通学路。(12月撮影)


もうひとつ、郊外の生活と現在の中心地域での暮らしを通して思ったことは…。
スウェーデンに多く見られる”平日は中心街に暮らし、週末や夏は郊外のサマーハウスで暮らす”という方法は、スウェーデンの四季に合っている、ということ。
白夜で何時までも屋外を楽しめる夏と時間のある週末は雄大な自然の中でゆったりと暮らし、忙しい平日や真っ暗で寒い冬は便利な中心地区で暮らすのだ。


この夫と子供たちとなら、私なら、どんな場所に行っても良い方向へ進めて行ける。
絶望感で一杯だった月曜から、少しづつそう思えるようになってきた。
この気持ちを大切にしたい。


地震の被害がこれ以上大きくなりませんように。
被災地の方々、どうかご無事で。

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