2009年11月23日月曜日

秋の灯り祭 2

中心街の14箇所に、様々な灯りが設置された。
今年のテーマは「Tillsammans!(together)」。
「少ない資源で(つまりリサイクルや省エネを考慮して)、共に創ろう」というもの。

いくつかを見て回ったが…。

1)プラスチックゴミで作られた照明。
ピンクや青、緑に色が変化。
暗闇の中遠くから見ると綺麗。近づくと「ゴミだったのかぁ!」。
ただ、眺めることしか出来ず物足りなかった。

2)氷と照明のオブジェ。これも、色が変化。
この時期の、水が氷に変わる様を表現したらしい。
意味合いの分かりにくいオブジェだったが、
子どもたちは触ったり色の変化を見たりと楽しんでいた。

3)室内照明が、街という美しい部屋を照らす、というコンセプト。
窓越しに見える家々の美しい照明…、には程遠かった。


灯り上手のスウェーデン。
なのに、今回設置された照明の多くが、イマイチ。
日常の中の灯りの方がずっと良い。
テーマの「Tillsammans!」も、子どもたちのキャンドル以外は実感できず。


冬、15時にもなれば暗くなる北スウェーデン。
灯りは日常の中で、「必要」の域を越え、
豊かな生活空間」を生み出している。
各家庭でも、様々に工夫されている。


Umeå Höstljus 。
どこの地域でも出来そうな灯りの祭りではなく、
この土地ならではの、日常の灯りを起点とした演出をして欲しい。
綺麗で、いつでも使え、そしてずっと続けていけるような灯り。
そして、もっと多くの市民が関れる「Tillsammans!」。

この点で、子どもたちのキャンドルの演出は素敵だった。

今後、こういった演出が増えていく事を期待して…

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