2010年5月5日水曜日

移動環境 1 日本

3月末に日本に帰省した。

そして、
車社会の悪状況に愕然。

移動は、車がほとんど
これによって、
1)渋滞、渋滞による時間の浪費
2)車の乗降りと移動を繰り返し。面白味のない時間
3)住宅地(屋外)で人をみかけない
といった、悪状況になっている。


私の実家も夫の実家も、
地方の町(人口8万と14万)なので、一層ひどかったのかもしれない。
大都市だと、公共交通機関や中心街が発達し、もう少し、車に頼らない生活が出来ているだろう。


ここまで、皆が車を多用している原因は色々ある。
その中でも、
・職場やお店、病院など、日常的に用事のある場所が、家から離れている
歩行者、自転車環境が悪い
(歩道の狭さ。歩いていて、自転車に乗っていて楽しくない環境。)
車内は寒くも暑くもなく、快適
が大きいだろう。


1)渋滞は、交通量の多さや信号の多さが原因。
「定時で仕事を終えても、渋滞により、子供のお迎え時刻に間に合わない」といった問題も起きている。(学童保育は6時まで)
忙しい日本人。
やる事は山程あるのに、こんな所で時間を無駄使い…。


2)中心街を除いて、日常的に用事のある場所は散在している。
そのため、「用事→車→用事」を繰り返すことになる。
この繰り返しは、本当に面白味がない。
淡々と用事をこなすだけ。
「車を駐車、また乗って発進」もけっこう手間だ。

私は以前、商店街に住んでいたが、用事を済ましながら歩き、
道すがら挨拶したり、まちの様子を感じるのが楽しかった。
こういった、用事と用事の間のちょっとした出来事が、日々の生活を楽しくする。
車での移動だと、これが無い。


3)住宅地の人気のなさに関しては、
・日中仕事に行っている人が多い
・住宅地内に、公園以外に人が集う場所がない
が主な原因だろう。

でも、それらの問題以前に、あまりに人がいない
歩いたり自転車に乗っているのは、学生くらい。
お年寄りの姿も見かけなくなっている。
まちは静まり返り、活気も何もない


こうした現状は、日本にいる方にとっては、分かりきった問題だろうけど、
私は、ウメオでの車のない生活に慣れ、日本の移動環境の悪さにショックを受けたました。

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